uraurann的野球ツッコムブログ

20年以上野球を観てきて個人的な疑問と勝手な解釈をつらつらと書いているブログです。

毎日野球をやりたいか?って聞かれたらやりたくないはないな!そう考えるとやっぱり仕事なんやな

プロ野球選手は端から見ると華やかだし僕のような一般庶民からすれば羨ましいことこの上ない、好きなことを毎日やって高い給料貰って外車を乗り回して良いモン食って、

美人な嫁さん手に入れて大概の世の男が求めているようなものを全て手に入れているような気がする。でも、例えば自分がプロ野球選手に晴れてなれて運よくそれなりの地位を築いたとしよう果たして毎日毎日最高に幸せか?子供の頃は楽しめていた野球が中学

高校になるにつれて朝~晩まで練習練習練習、他の同級生が家に帰ってゲームしている間も練習練習練習、いつの間にかキツイ修行のような日々の習慣のように今更辞められない義務のようなものに野球がなっていた。それでも一応子供の頃憧れて将来の夢に掲げたプロ野球選手になることには成功したとりあえずは、やることは基本小学校から変わりはしないただ一つ野球が仕事になっただけだ僕は職業野球に足を突っ込んだのだ。

 新人一年目は環境に慣れるまで精一杯、周りも一年目や二年目くらいには優しい大目に温かい目で見てくれる特に2軍で結果を残していなくても高卒で入ったばかりなんだから、まずプロの水になれて身体作りを頑張っていけばいいと接してくれるがだんだん

焦りは感じ始める今まで一緒に試合に出ていた先輩方たちがシーズンオフ戦力外通告

受けて次の年からは最初からそんな人いなかったかのように新しいシーズンが始まって

いく光景を目の当たりにするからである勝てば官軍じゃないけど成績残してさえすれば

周りもチヤホヤするし待遇も良くなるけど大した成績も残せずチームの力に貢献できてないと判断されれば問答無用に宣告を受ける厳しい世界、弱肉強食の世界、光もあれば

闇もあるのである。そうこうしているうちにあっという間に年齢を重ねる気が付いたら

同期入団の仲間も一人二人といなくなっていく、そんな突然の恐怖を間近で見たから一軍のチャンスをもらうため必死にファームで結果を残し一軍のレギュラーがケガで戦列

を離れたスキに呼ばれそこで思いのほか良い結果を残すことが出来て今、自分でも言うのもなんだが一軍でもそれなりのポジションを得ることが出来た、あの頃の自分では思ってもみないことだ、正直よくここまで来たなと我ながら自分を自分で褒めてあげたい。

 何年か立て続けに個人成績だけでいえばいい成績の部類には入ることができた三年残して一人前の言葉を真に受けて積み重ねた、イイ車も購入した欲しかった左ハンドルの

外車だ。そのほか高級焼肉店でお金を気にせず食うことはできるしキレイな女性との出会いも多い彼女もできた家賃の高い見晴らしのいいマンションにも住んでるオシャレにも金を使える、だけどいつ自分がダメになるかわからない何とも言えない恐怖には苛まれる時々夢にもでる自分の実力に自信がないわけじゃないが自分じゃどうしようもないことは起きるものだ。昔からの友人と食事に行くと「お前はいいよな~好きなことで飯が食えて俺は一生社畜だぜ」とぼやく愚痴を聞かされる、確かに活躍すれば一般の人よりは給与などの待遇面では優遇されている面は認めるが、考えてほしいあなたがプロ野球選手になったときのことを想像してほしい日々の生活を安心安全という言葉は個人事業主の我々には皆無毎年成績をある程度残していかないといけない税金は多いもしクビになっても野球しかしてこなかったからどうしていいかわからない、次から次へと有望な若手は入ってくる期待の助っ人外国人もそうだ自分とポジションが被ったら同じチームメイトだが自分の生活のためにも争いに負けるわけにはいかない。年末戦力外通告

季節の恐怖や幾度とあるケガとの闘い、ファンの叱責、打てなくても打たれても容赦なく毎日試合はある高校野球のように負けたら終わりじゃない半年間月曜日の移動日以外

は基本的に試合はある試合前には全体練習、体のケア、ミーティング、居残り練習、

筋トレ、移動日はスーツ、ナイターが終わった次の日にデーゲーム、デットボール、

プレッシャーなどなど案外しんどいことも嫌なこともいっぱいあるんだぜ!華やかなことより地味なことの方が多いくらいだぜ!もう遊びや部活の延長じゃない「仕事」になってしまったんだよ。確かにやりがいや楽しいことも恵まれていると思うこともあるけど、それだけじゃ決してない打てなかったら打たれたら敗戦の責任がストレスとして

のしかかるんだからメンタルも病むこともありますよ。会社員の方とそこら辺は一緒ですよ。朝起きて「今日野球やりたくね~な」「試合出たくないな~」「球場行きたくないな~」ってことなんか日常茶飯事っすよ。

 筆者である僕も自分の人生の不遇さと不公平さを嘆くことは多いです心が折れそうに

なることもあります、隣の芝生は青く見えて他人と自分とを比較して自分の現状が嫌になることなんて腐るほどあります。男である僕は自分にないものを持っていてそれを叶えて生きているプロ野球選手の方々も隣の芝生は青く見えるの対象になる筆頭です、でもよくよく考えていくら野球が好きでユーチューブで日々試合を見てるからといって

自分が毎日毎日毎日野球をやりたいか?って言われたら答えは多分「NO」例え子供の頃からやっていたとしても毎日はさすがにやりたくはない、そのやりたくない感情が芽生えた時点でもはや趣味でも遊びでもなんでもなくて仕事になってしまったのである。

そう考えるとプロ野球選手も大変だし、皆が羨むようなことばかりじゃない見えにくい

苦労なんかもあるかも知れない、そう考えると今の自分の人生も自分で考えるほど他人と比べて悪いことばかりじゃないって自分の人生しか体験できないから自分が底にいるときは自分が世の中で一番不幸だ!って憎み恨みが募ることもあるけど他者の人生を想像して自分のすべてがイヤか?じゃ羨望や嫉妬を向けている相手の人生全てを自分自身と取り換えたいか?と問われたら即答はできない、ということは自分の人生で良かったところ自分で良かったところがいくつかあるはずだしだんだんそう思えてくるから不思議です。