教え方が上手いとは?指導方法で変わるか?
「神って」ぐらいの活躍でブレークし、今やカープの4番を務めている鈴木誠也選手ですが、ブレーク前に横浜ベイスターズに入団しブレークしFAで地元の九州である福岡
ソフトバンクホークスに移籍し常勝軍団の礎になるような活躍、毎年3割は当たり前
の右の安打製造機である内川聖一選手に弟子入りし飛躍を遂げました。元々鈴木誠也
選手は期待の若手としてそれ以前の年も高卒入団の選手の中でも頭一つ抜けたような
センスを持っていてそれなりに成績を収めていましたが、内川塾に入り期待の若手が
チームに欠かすことのできない選手まで成長しカープの25年ぶりの優勝に大きく
貢献しました。
プロ野球選手だと監督よりコーチがお自分のこれまで培ってきたエキスを伸び悩む選手たちに教えたり同じ球団のチームメートの間柄でもひいてはチームが強くなるように
陰で教え合っているのかもしれない。よくピッチャーとキャッチャーではそういうことが多いという話を耳にする現ソフトバンクホークス監督の工藤公康氏と今や趣味の釣りをしている印象が強いがダイエーや阪神、メジャーでは初めてキャッチャーで挑戦し
イチロー選手と同僚だった城島健司氏などはまだ若かった城島氏に対して工藤氏が、
キャッチャーとしてのあれこれを注入し、最近だと巨人の阿部慎之助選手に同じ巨人で
同じキャッチャーというポジションが同じの小林誠司選手が長年一流キャッチャーとして君臨してきてたエッセンス、理論などを含め教えを自ら請うたらしい。
人間当たり前だが父親も母親も生育環境も違う持って生まれた身体能力や思考能力も
容姿も違う。その違いによって僕ら人間は周りと比べて優越感や劣等感を抱いたり、
苦しんだり悩んだりコンプレックスが疼いたりしてそのどうしようもない人生の不公平
さをまぎらわすように親を恨んだり生まれた環境を嘆いたりする僕自身も長いことそれ
から脱出できなかった。何が言いたいかというとまずドラフトにかかってプロ野球選手
になれただけでも凄いことで、それ相応の苦労や努力をそれまでしてきた本人にも理論やプライドがあるだろう。それをとっぱらっていくら実績のある先輩やコーチの意見でも受け入れるのは思っているより難しいはずだ。仮に「素直」に言っている通りに受け入れて試してみても勿論それで飛躍するかもしれないがそもそもの人間の土台が違うの
だから合わない可能性むしろ悪くなる可能性もある。それは、教える側も考慮に入れないといけないだから「教え方」「伝え方」が需要になる頭ごなしに言っても反発するだどうし優しく諭しても耳には入らなかったりする。その人その人の性格気性にあった
「教え方」が必要で、その「とっかかり」を掴むにはその人コミニケーションをとって
いき掴んでいくしかないのだ。
教えを受ける側もすべてを鵜呑みにするのでなくいろんなアドバイスを個人的に
試してみて一番自分がフィットする方法を模索することが必要だ。極端な話毎年毎年
コーチの人事は変わったりする。各々のコーチのやり方は違って当たり前なので受け手
としては、またゼロからのスタートだ。それでまだ新たに違った教えの感覚だったら
良い方向へ動くことも逆におかしくなって選手生命を短くしてしまう要因もある。
なのでいい意味で「適当さ」もある種必要なのではないだろうか?
教え方が上手いとは観察力や洞察力があってその人その人の適正に合わせた指導方法
を取れて尚且つ「わかりやすい」誰にでもわかるような伝え方ができることではない
だろうか?